キッチンリフォームを検討中ならチェックしたい6つのこと
「キッチン」といえば、「女の城」と呼ばれていた時代もありました。今でもそう考え、家族のために繊細な料理を作る女性がいる一方で、豪快に料理をする男性の姿も当たり前になりました。それどこか、家族のためにキッチンに立つ男性が知的にさえ見える時代です。
この、生活を支える場であるキッチンを、現在と少し未来の自分達が、より快適な暮らし楽しんでいくためにリフォームをしてみませんか?そのためのおさえておきたいポイントを解説していきます。
- 予算はいくらまでか?
予算は最大限でいくらまでかをはっきりさせておきましょう。それをリフォームの担当の人に正確に伝えることが大切です。「~くらいまで」というあいまいな表現ではなく、「~まで」と明確な表現で伝えましょう。
- 現在のキッチンの満足な点と不満な点をチェックした?
次のキッチンを選ぶ時の重要なポイントになりますので、現在のキッチンの各部分について、満足か不満かをチェックしてみましょう!例えば、以下のポイントはいかがですか?
- 素材: 満足・不満
- 収納力: 満足・不満
- 扉の開けやすさ: 満足・不満
- 高さ: 満足・不満
- 色: 満足・不満
- 掃除のしやすさ: 満足・不満
- 動線: 満足・不満
- バーナーの数: 満足・不満
これらは最低でもチェックしてみて、その後、理由を簡単にまとめておきましょう。
- 対面式にするかしないか?
現在、対面式のキッチンでない方は、次は対面式にしたいと思っているかもしれませんね。ではこのキッチンにしたほうがいいか、もう一度考えてみたほうがよいかの判断材料をチェックしましょう。
- 対面式にするならスペースが必要
現在、対面式でないキッチンの場合、対面式にすることによって、リビングが小さくなってしまってもよいのかどうか、考えてみましょう。リビングが窮屈に感じるかもしれません。
しかし、リビングが狭くなっても、対面式ならば、キッチン作業中に家族のほうを見ていられますし、テレビを見ることもできるでしょう。また、家族からもキッチンにいる人に話しかけやすいという絶大なメリットがありますね。
- 対面式にするなら掃除好きかどうかも重要
対面式キッチンは、その作りや部屋の形によっても、雰囲気も使い勝手もかなり変わります。ただひとつ大切なことは、お掃除好きでなければ、すっきりとしないリビングに見えがちです。
- 対面式にしないなら大きなスペースがあく
リビングがあまり大きくない場合でも、対面式にこだわりますか?壁に面しているキッチンにすると、広々としたスペースが広がります。ゆったりとした大きなソファーをリビングに置いたり、子供やペットが自由に動き回れることにも魅力を感じませんか?
- 3点の動線が便利か?
キッチンで快適に作業をするには作業動線もとても大切です。「シンク」と「コンロ」、そして「冷蔵庫」の3点は自分が使いやすい配置になっているべきです。キッチン作業が多い方ほど、この作業動線にはこだわるべきです。生活の質が変わります。
- キッチンの高さはどうするか?
高さの合わないキッチンで長期的に作業をし続けていると、そのうち腰痛で辛い思いをすることになるかもしれません。キッチンには「身長に合わせたおおよその高さを求める公式」があります。
≪身長÷2+5≫ というものです。ただし、身長を2で割って、5を加えるという説もあれば10を加えるという説もあります。身長160cmとしますと5を加えるのなら85cm、10を加えるのなら90cmとなります。ただし、注意点があります。
- マットを敷くとか、スリッパを履く可能性は?
- バーナーがガスか電気調理器かで高さが数cm変わることは考えたか?
- キッチン作業をするのはひとりだけか?
このようなことも考える必要があります。低すぎるのは腰痛の原因になります。
- キッチンの色彩効果は考えたか?
キッチンやバスルームの色というのはわりと流行があります。好みで選んでいい分野ですが、長く使うことも考えてみましょう。色によって、部屋の印象を大きく変えるだけでなく、精神的に与える効果も大きく異なります。色彩効果を無視してはいけません。
毎日、一定時間使い続けるキッチンのリフォームはたくさんの具体例を見てきて、かつ施工してきたプロ達の意見も参考にしてみるのも良いのではないでしょうか。